確かに何でもない歯の部分は極力削らないで残していこう、という考え方はミニマルインターベンションと言って正常な組織の侵襲を極力避ける、という最近の主流ではあります。
ただし、一見何でもなく見えても実はそこにむし歯がある、ということが少なくないことをご存じですか?
噛み合わせの不具合は、様々な口の中の問題の引き金となります。
です。なので、歯が痛いからと言って、むし歯であるとか歯周病であるとか、そういったことだけを考えて対処療法をしても、問題の根本は解決できないことが少なくありません。歯科治療の難しさは、この辺の噛み合わせとの関連性を捉えたうえで治療を進めていかなくてはならない点です。
歯周病、あの歯がぐらぐらになって口臭が強くなり最後には歯が抜けてしまうあの病気、実はその正体は歯周病菌、ということは多くの方が知るようになってきました。
そう、歯周病は歯周病菌による細菌感染症で、人にもうつる病気なのです。
だから口腔ケアを頑張ってやりましょうね…という文句はよく歯科医院に行くと歯科衛生士さんに言われるフレーズなのではないでしょうか。
かぶせ物には保険内で入れられる物と自費の物があると言うことは、恐らくご存じでいらっしゃるかと思います。 場所や状態にも寄…
私たちは日常のあらゆる場面で、絶えずいろいろなことを選択をしながら生きています。 必ずしもあなたがそれを意識しようとしまいと選択をしているのは事実です。 たとえばそれは朝起きた時から始まっています。もうあと5分寝ていようかな、とか今すぐ起きようかな、から始まって今日は何を着ていこうかな、SNSのチェックを今しようか付き合いのやつばかりなので後にしようか、朝は何を食べようかな、昼は?そして夜は?電車 […]
治したこの歯は一生使えますか? 虫歯治療で削られたり、抜歯されて歯を失ったところを補うために、歯科治療では様々な方法でかつての状態を再現しようとします。それらを総称して、我々の業界では補綴物(ホテツブツ)と呼んでいます。 一番単純な小さな虫歯の場合は、削り取られた歯の一部分を埋めるだけの修復になります。 そのような単純な修復でさえ、修復材料には様々あり、診療の中で最終的にはあなたに素材を選んでいた […]
「歯がしみる感じがするのでみてもらえませんか?」という患者さんは毎日のように来られます。 あなたはもし、自分の歯に違和感があると、それは虫歯かな?と思い、まず鏡でそのあたりがどうなっているのかを見ますよね。でも、見た目的には、何ともない…とすると、一時的に気のせいかな、とも思い、またしばらくそのままになったりしていないでしょうか。 今日お越しになった患者さんの中に「飛び跳ねたりすると右側のどの歯か […]
またか...という歯科に関するネガティブニュースの中で、何年かおきにいつも騒がれるものの一つに器具の使いまわしに始まる衛生面での配慮に関するものがあります。 50年以上前の私の親戚の歯医者さんではなんと煮沸消毒で、当時は滅菌にオートクレーブを使っているところの方がむしろ少なかったのかもしれません。当院は平成3年に開業してすでに27年以上経過していますが、開業当初は世間ではこれほどまでに感染対策につ […]
よくかみ合わせが良いとか悪いとか言われます。突然ですがここであなたに3つの質問です。 朝起きた時に、あごが疲れた感じがする。あるいはどこか特定の歯が浮いた感じがする。 食事の後にあごが疲れやすかったり痛くなることがある。 起きた姿勢でどこにも力を入れないで上下そっと閉じたときに最初に前歯があたりすぎる。 かみ合わせが悪い人は顎関節症になりやすいと言われますが、必ずしも噛み合わせがすべてではないこと […]