だいぶ昔に治した銀歯が痛くなってきたので来院された方の最初の状態が次の写真です。

hard1

見た目で判断した状態のみですとなんともないように見えるのですが、とにかく本人は痛くてしょうがないので何とかしてほしいということでした。

そこで、浸潤麻酔をしてから銀歯を外して実際にその下の部分が虫歯になっていないかどうか調べてみることになりました。銀歯を隅の方から削って外してみたところ、下の部分は虫歯が進んでいたのが見えました。

hard2

銀歯を完全に除去した後にスプーンエキスカという掻き出す道具で触ったところです。これをみてお分かりと思いますが、歯はもともとかなり硬いのですが、虫歯になるとぐにゃぐにゃで、おがくずのようにぼそぼそになってしまうということです。こわいですよね。

hard3

こうならないようにするためには、そもそもかぶせものをしなくてはならない治療を要する状態にしないことが一番、つまり、ご自分の歯の普段からの細やかなお手入れと定期的な第三者の目で見てもらう健診が非常に重要になってきます。