人の口臭はとても気になるものですが、ご自分の口臭には気にされていない方、案外多いようです。
ガムをかむといいとか、口臭に聞くスプレーをしたらいいとか、いろいろと方法があるようですが、実は口臭と一番関係があるのはあなた自身の唾液なのです。
口臭をなくすためにはどうすればよいか一言で申し上げると、
「清流の流れを口のなかに作れ」です。
清流の流れを口のなかに作れとは?
最近はあまり見なくなりましたが、昔はドブといって道の両側に側溝が掘ってあり、生活排水を下水に流す溝が道路のあちこちにあったものです。
お口のなかも、実は唾液が絶えず出ていて清浄な新鮮が口腔内の環境を整えるのにとても大きな働きをしているのです。
唾液は、抗酸化作用といって、歯垢の酸を中和しようとする働きや、抗菌作用といって細菌の増殖を抑える働きのある成分がたくさん含まれています。
緊張したり、内科的な薬剤を服用していたり、あるいは加齢変化で唾液の量が減少してきたりしますと、それだけ口臭は強くなってくるのです。
舌をぐるぐるとまわして循環させる
です。なので、お口の中にいかに唾液を巡回させて多くよどんでない状態を絶えず意識できているかがポイントの一つとなります。その一つに、舌をぐるぐるとまわしてたまにお口全体に唾液を停滞させないようにしましょう。
また奥歯、特に下の奥歯にはフロスなどの糸ようじを毎日1回から2回くらい通してやることで歯間のよどんだ部分に酸素をいきわたらせ、口臭の原因となる嫌気性細菌(空気を好まない細菌)の絶対量を減らしてやりましょう。
とはいっても、たまりすぎている汚れの場合は、そもそも最初は「ドブさらい」が必要です。なので、一回はレベル感の高い自費のクリーニングをしっかりとお受けになり、上述したことを日々実践し続けるだけであなたの口臭はかなりなくせます。
ホワイトエッセンスのスタンダードクリーニング等をお受けになれば、毎日使う効果的なケアグッズも教えてくれますよ。
西国分寺レガデンタルクリニック院長・歯科医師。歯の治療は、一般的な内科治療などと少し違いがあります。それは「同じ箇所の治療でも、やり方がたくさんある」ということ。例えば、1つの虫歯を治すだけでも「治療方法」「使う材料」「制作方法」がたくさんあります。選択を誤ると、思わぬ苦労や想像していなかった悩みを抱えてしまうことも、少なくありません。
当院では、みなさまに安心と満足の生活を得て頂くことを目標に、皆様の立場に立った治療を心がけています。お気軽にお越し下さい。