あなたは普段どれくらい歯を大事にしていますか？
永久歯がはえてきたころは、一生懸命磨いて大切にしようとあなたも思っていましたか?人というものは、そこにあるものがあって当然であればあるほど、何らかの理由でトラブらない限りは、あまりありがたみなどを感じなくなっていくようです。
永久歯は
- 毎日過酷に使われ、その表面は汚れ、
- しかも傷つけられている上に休みがありません
- おせんべいのような硬いものもかじるし、夜だって歯ぎしりをして無意識に使っているかもしれません。
そこへ加えて適度な湿気があるので細菌からの攻撃はさらされやすい環境にあります。
ご高齢の方、特に50歳過ぎくらいから上の方の前歯をよく観察しますと、縦にひっかいたようなスジが入ってきている方がほとんどです。
縦にひっかいたようなスジは何か？
これはエナメル質の表面の結晶体の走行に沿って起きている現象で、そのマイクロクラックの中に食べ物などの有機物が侵入して、着色しています。
加齢変化でマイクロクラックが入って黄変した前歯
最初は単純にヒビのような感じであったものがだんだん大きく数も増えていくようになります。
そうすると、とても歯の表面が黄ばんで見苦しく見えるようになってきます。お茶やコーヒーや赤ワインなどをよく飲まれる方は特にステインとよばれる着色現象も加わって歯が汚く見えてきます。
加齢で黄変、マイクロクラックの入った歯の表面
ホワイトニングという「いたわり」
歯のホワイトニングでつかう過酸化水素や過酸化尿素は空気にふれると分解し、歯の成分のエナメル質と象牙質にある有機着物を無色透明にしていきます。
さらにホワイトニング材は亀裂やエナメル質の結晶であるエナメル小柱を伝って、内部まで浸透していき、着色を落としてくれるために歯全体として黄ばみが取れてくるのです。
毎日休むことなく働いてくれている世のお母さんやお父さんのように、たまにはありがとうの一言位言って年一回の母の日、父の日、のように歯にもご褒美をあげるべきではないでしょうか。
そんな歯への一番のご褒美は、一度はまずホワイトニングをして歯の内部にまで着色して、きたなくみえてきた歯の黄ばみを落とした後、今度はそれを再び汚れにくくなるように、クリーニングでメンテナンスを続けてやることです。
そうすることで、表面のマイクロクラックやヒビやキズなどの表面の荒れなどが修復されていきます。
ホワイトニングの具体的なしくみ
具体的には歯の結晶体と同じ成分のハイドロキシアパタイトやミネラル成分の入った特殊ペーストで熟練した歯科衛生士セラピストが丁寧に磨いて歯の表面のキズやヒビなどのマイクロクラックを優しく１本１本丁寧に専用のラバーカップで磨いて修復していきます。
これを何か月も定期的に続けていきますと、だんだんヒビやキズが都度修復される効果が出始めてきて、エナメル質の表面がつるつるでいられる期間が増えていくようになります。
一度こうなると、基本的にプラークやバイオフィルムと呼ばれる細菌の被膜が極端につきにくくなっていくために、口臭が出にくい口腔内環境へと移行していきます。
対人関係の多い方や、人前で話をすることの多い方などはマストの習慣といえないでしょうか？プロのこうしたお手入れを怠ると、それは相応の汚れがついたままで放置され、表面は変化して、あまりきれいとは言えない一般的な老人の歯となっていきます。
これら自費のクリーニングとホワイトニング(当院ではホワイトエッセンスのクリーニングとホワイトニング)のすばらしさはそれを受けられたほとんどの方がリピート化するという事実から、当然といえば当然かもしれません。
当院では特に訓練を受けた歯科衛生士セラピストは多くの方の口腔内環境が良い状態でい続けていただけるような気持ちで毎日多くの方への自費のクリーニングやホワイトニングをご提供させていただいております。
黙って働いてくれている歯のことを考えて、レベル感の違う本当のホワイトニングと歯のクリーニングをお受けになってみてはいかがでしょうか。
西国分寺レガデンタルクリニック院長・歯科医師。歯の治療は、一般的な内科治療などと少し違いがあります。それは「同じ箇所の治療でも、やり方がたくさんある」ということ。例えば、1つの虫歯を治すだけでも「治療方法」「使う材料」「制作方法」がたくさんあります。選択を誤ると、思わぬ苦労や想像していなかった悩みを抱えてしまうことも、少なくありません。
当院では、みなさまに安心と満足の生活を得て頂くことを目標に、皆様の立場に立った治療を心がけています。お気軽にお越し下さい。
